穂積芳季の日記

「非力な浪人日記」を不定期更新中!過去記事は研究やポケモンについてです。

2021年3月9日の惨劇-浪人への一歩手前

今日、2021年3月9日(火曜日)の15:03に東北大学の合格発表のサイトを見た。

 

 

 

落ちた。

 

 

 

何度見ても「S1206」がない…

 

 

 

やっぱり落ちた…

 

 

浪人確定か

 

 

然しここで落胆していては中期も落ちて「全落ち」になってしまうのもまた事実

 

 

 

今の自分がすべきことはこんな記事を書くのではなく勉強だ

 

 

 

取り敢えずLEAPと過去問やるか…

必携英単語LEAP

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  • 作者:竹岡 広信
  • 発売日: 2018/11/01
  • メディア: 単行本
 

志望大学を決める#3 私立(再投稿シリーズ)

今回は私立大学を調査したいと思います。私立と言えば神経科学の国内ランキングで4位の慶應を始め個性豊かな大学が多いので期待できそうです。

 

それでは検索結果です。どうぞ!

 

慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科(MRI、神経修復)→推薦で行けそうだったけど欠席日数が上限の2倍だったため不可。また一般でも物理を使うので不可。一生縁がないだろう…

 

早稲田大学 先進理工学部 生命医科学科(神経、分子)→母校愛が凄い大学

 

早稲田大学 先進理工学部 電気・情報生命工学科(分子の性質から脳の構成を読み取る)

 

東京理科大学 理工学部 応用生物科学科 (脳と遺伝子の関係)→理系のスペシャリスト

 

芝浦工業大学 生命科学科 生命医工学コース(脳機能計測など)

 

関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科(酵母、環境汚染物質による影響)

 

関西学院大学 理工学部 人間システム工学科(人間×AI)→通称:推薦学院大学

 

同志社大学 生命医科学部 医情報学科(音)→我々関西人の憧れ

 

立命館大学 情報理工学部 情報理工学科 知能情報コース(たくさん)→なお入学後工学センスゼロの筆者には難しい…

 

【おまけ】

BrainTx このサイトは脳と遺伝子に関するデータベースです。

志望大学を決める#2 地方国公立(再投稿シリーズ)

神戸大学 理学部 生物学科(情報伝達因子)←地元の兵庫県

 

岡山大学 理学部 生物学科(メダカの社会行動)←隣の県・東北大学に関連

 

鳥取大学 医学部 生命科学科(哺乳類の視覚中枢の生後発達)←ここも隣の県

 

横浜市立大学 理学部←ホームページに「脳」と書いてあったが不明、VRの研究のこと

 

千葉大学 理学部 生物学科(神経細胞のタンパク質)

 

東京都立大学 理学部 生命科学科(アルツハイマー病)→旧:首都大学東京

 

筑波大学 工学システム学類(情報処理分析、コミュニケーション)←学士過程かは不明

脳科学を学べる大学(再投稿シリーズ)

コロナの影響による長期に渡る休みを自分の進路について考えた人は多いと思いますが、私は中3から脳科学になることを目指していたので高校になってからあまり考えていませんでした。→脳科学とは(タッチでWikipediaにリンクします!)

ただ脳科学は他の研究と違っていて医学部、工学部や理学部…といった様々な学部から大学院に進学して学ぶ学問なので志望大学を決めるのに悩みました。

 

ここで自分の志望学部・学科の変更を時系列で紹介します。

 

小5→小児外科医を志したため国立大学医学部医学科を目指す。(中学受験はしてない。)

 

中3→当時は脳科学者になるか医者になるか迷っていたので医学部と理学部を目指す。

 

高1前半→脳科学者になると決めたので東北大学理学部生物系を目指す。 

 

高1後半〜高2の3学期→当時何を思ってか物理を選択し、工学部情物科のバイオ・医療コースを目指す。

 

高3(現在)→物理が伸び悩み生物に変更(共通テストまで半年もない…)。そして高1の時と同じく理学部生物系を目指す。

 

もうめちゃくちゃだ…

 

続いて脳科学を学べる大学・大学院(個人調べ)を紹介します。

 

東京大学大学院教育学研究科・身体教育学コース→やはり王道を行く日本最高クラスの大学院。

 

京都大学大学院医学研究科・医学部 認知行動脳科学→研究といえばやはりここ。日本の大学でノーベル賞受賞者トップは伊達じゃない。母が言うには自分には京大が一番しっくりくるそうだ。

  

京都大学大学院情報学研究科 脳情報学分野→ここも京都大学だが上とは違い、脳の情報をデータ化する。データ化するならNieR:Automataに出てくるアンドロイドを作れそうだから興味ある。

 

大阪大学大学院医学系研究科・医学部→心の本質を研究する。皆さんも一度は「心ってなんだろう?」と思ったことがあるでしょう。興味がある人は是非ともリンクを押して調べてください。

 

「やっぱり脳科学って特殊だから大学院しかないじゃねーか!」って思っているそこのあなた、なぜ私が東北大学を目指しているか知っていますか?それは大学(学士課程)で脳科学の研究ができるからです。

 

東北大学理学部生物系/学科→さまざまな研究が出来るよう、何と4つの研究室がある。

 

東北大学工学部電気情報物理工学科→どうやら二回生の途中で進振りバイオ・医工学コースに振り分けられて、2つの研究室に行くと研究できるそうです。つまり東北大学には合計6つの研究室がある…これは凄い!

 

そして大学院は東北大学脳科学センターで中には超有名な川島教授の研究室もあります。

 

東京大学工学部化学生命工学科(ニューロン)

 

東京大学理学部生物化学科(ニューロンなどたくさん)→研究室がこの中で最多!

 

※どちらも理科一・二類から進学できるが生物分野なので理科二類の方が少しよい!)

 

大阪大学理学部生物科学科(刺激~判断~行動の基本ルールなど)←ただし脳関係は1つだけ(線虫)

 

九州大学理学部生物学科(記憶メカニズム)

 

こんな感じで他の大学にもあります。(オススメのところがあればコメントしていただければ喜びます。)

 

受かるといいな、受からなきゃ!

この前の模試を振り返ってみる(再投稿シリーズ)

【前書き】
皆さんこんにちは。
 
今回は気晴らしに進研模試の結果を軽く振り返ります。
 
【本題】
まずは国語。
 
これは単に努力不足なのか模試の質が悪かったのか、それとも両方の要因が関わったのかは分かりませんが偏差値が前回から10下がっています。(なお共通テスト本番は140点代、現代文に限っては80点代を叩き出した模様…)
 
そのあと現代文をYouTubeのただよびを利用して、極限まで磨き今に至る。
 
次は理科。
 
化学は中学の時から変わらず安定。その後いろいろあって下がる。
 
物理は2020年7月21日までやったけど見てわかるようにその後も壊滅的な結果を取りまくったので生物に変更。半年勉強して共通テストでは87点?ほど取れた。
 
【後書き】
アメブロのを少し改変した。
やはり旧帝大は難しい…

卒業式

2018年の4月、まるでこれからの「不幸」を暗示させるかのような悪天候の中で高校の入学式が行われた。

 

私には勉強のできる友人が1人しかいなかった。他の友人は工業高校や多部制の高校に進学し、彼でさえ私とは別の高校へ行ってしまった。つまり私は友人0人からスタートの高校生活となった。最初はここから友人を作っていけば良いではないかと考えていたが、それはあまりにも甘かった。というのも既にクラスメイト達は入学式以前にLINEで友好を深めていた。また彼らは元々顔馴染みだったため仲が良くても不思議ではない。当然話しかける相手を選ぶなら多くの人は1人でいる人よりも周りと仲良くしている方を選ぶだろう、これが世の法則だ。第一私は友人の出来にくい性格で受け身のタイプだったのも拍車をかけ、入学して4日目で詰んでしまった。

 

そして入学5日目にして私はある行動を起こした。それは「新入生歓迎遠足」をサボるというものだ。今思えばこれが自分の「サボり」の原点だったと思う。もしあの時参加してたら友人が出来ていたかもしれないと思うと少し後悔もある。これも良い青春?だ。実はその日の夜、担任から電話があり、その中で自分の抱えた悩みを伝え、学校を辞める意思を伝えた。然しもう少し待ってみないかと提案され、そのお陰でこうして今日卒業式が迎えられると思うと複雑な気持ちになる。何故ならもしこの時本当に退学していたら孤独に苦しむことも、「努力の継続」という私の数少ない取り柄を失うこともなかったかもしれないという考えと生物部での活動(後述を参考)が無く、傲慢な性格で自分と向き合わない人間のままだったという考えが対立しているからだ。この退学するかしないか問題は今になっても答えが分からないのは実は内緒だ。

 

高2の初夏までは実に退屈な日々であった。 相変わらず友人が出来ることもなく、いつの間にか学力も難関大学を目指すには程遠い成績にまで落ち、もはやかつての友人と退屈しない日々を送り、小児外科医を志して白陵や須磨学園を目指した少年の面影はどこにもなかった。まさに転落人生である。然しそんな自分にも日々を充実させることが1つだけあった。それが生物部のスミレの研究である。内容はあるスミレが現在の分類ではおかしいというのを証明するために塩基配列を用いて証明するというものである。地味なテーマではあるが蓋を開ければ何とも大変な作業である。遺伝子を扱った研究をした人なら分かると思うが、まず常温で十分にコンタミ対策もされていない環境でDNAを採取するのは困難である。しかも高校生に与えられた活動時間はせいぜい3〜4時間が限界だ。そんな中で十分に研究成果を出すのは難しい。当然我々はたくさんの失敗をしたし、時にはテスト期間さえ削って研究に時間を割いた。これには東北大学も真っ青である。然しそんな理不尽な中でも自分たちの研究が認められた時は嬉しかった。これが仲間と成功を分かち合うということかと当時思った。そして体育大会や球技大会を抜け出して実験したのは良い思い出。今思えば部活で北海道や鹿児島、さらには静岡にまで行ったのは良い思い出だ。本来なら滋賀や山形まで行くことになっていたがコロナのせいで無くなった。ここでコロナを憎めるということは自分は心から生物部を愛していた、そして学校での唯一の居場所だったんだなと思う。

 

そういえば高2の修学旅行を予め欠席する宣言をしたのも懐かしい。お陰で10数万円浮いたし、普段部活で出来なかった勉強に精を出せたので今でも後悔していない。

 

こうして欠席日数は3年間で66日程度。「探究」の単位を1落としたけど部活の顧問の担当科目だったのでスムーズに回収できた。まさかの高校最後に受けた科目が部活と同じ「探究」で担当が顧問、場所は部室という激アツ展開!それにも関わらず高校でよく頑張った生徒にのみ与えられる賞を貰う。我ながら変わった生徒だと思った。

 

この3年間は確かに哀れで惨めで地獄のように辛くて長かったがそれなりに収穫(教訓)があったので紹介しよう。

 

(1)自分を「隠す」な。

これはよく言われていることだが、要するに自分を一般化するために個性を潰してはいけないということだ。私は自分の持ち前の「不断の努力」とそれとは反対の「誰も想像のつかないことをし笑わせる」という個性を潰した結果周りから無個性だと思われ友人が出来なかった。勿論敬遠されがちな個性は抑える必要があるが、そうでもない限り晒した方が友人ができやすいし何より気が楽!自然体最高!!

 

(2)謙虚に他人の力を借りよ。

私は幼い頃から他人に命令されるのが嫌いで他人のやり方に不満を持つ傲慢で意地っ張りな性格だから受験とは相性が最悪だ。そもそも受験というのは講師に言われた解法が一番効率が良いことが殆どでそれを聞き、模試などの間違いを受け入れる謙虚で誠実な姿勢を持つ者が制するのが世の常だ。然し私はこういった性格のため受験の鉄則を守らず独学を貫き、より良い解法を無視したため受験に失敗したのだ(合格発表はまだだが恐らく不合格)。だからこそこれを読んでいる人には謙虚な姿勢で受験に臨んでほしい。

 

(3)無理なときは逃げろ。

未だに日本では「逃げる」とは恥であるという考えがある。然し本当に恥なのか。私はこうやって何の面白みもない3年間を過ごして後悔している。正直孤独を好むキャラを演じるのは辛かった。確かに研究成果が認められ幾つもの表彰を貰ったが、やはり中学のような友人と過ごした何気ない日常の幸せとは代えられない。こんなことなら友人の多い西脇北に転校すればよかったと卒業した今でも思っている。もうお分かりだと思うが私の逃げるとは転校だ。私は逃げなかった(転校しなかった)。然し私は幸せではなかった。これなら逃げた方が良かった(転校した方が良かった)と思う。私が思うには「逃げる」が恥ではなく真の恥は「プライドのせいで不幸な道を歩む」ということだ。どうか読者には逃げてでも幸せを掴んでほしい。

 

 以上が収穫こと教訓である。

 

この3年間地獄のような日々を過ごし、個性を潰した挙句に受験に失敗する…そして卒業したのに未だに過去に囚われる。実に哀れだ。いつか過去から赦されることはあるのだろうか?

 

私は親の許しを得たのでこれから駿台京都校で浪人する。そして家からは通えないので堀川寮に住む。また心療内科でgiftedの検査も受ける。

 

今度こそ負の連鎖を止めて桜を見たい。

 

そう思った卒業式。

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興味深い論文まとめ#2(再投稿シリーズ)

【前書き】

最近高2までの基本を吸収できた穂積です。

 

今回も自分の読んだ論文の中で面白いと思った論文を紹介します。ただ今回は自分の専門外も扱っています。

 

【本題】

ここでは学問の分野ごとに論文の内容と感想を書きます。

 

物理学

表面準位クーロン反発はトポロジカル半金属ナノフィルムの金属‐絶縁体転移を加速する

 

内容は半世紀前に予言された「ビスマスは原子的に薄くすると絶縁する」ことを証明したということ。自分は高校生なので「絶縁、クーロン力、エネルギー」くらいしか分かりませんでしたが研究者の間で議論や理論における矛盾への検討(現在進行)があったので、物凄い努力の積み重ねがあったのだと論文を通して感じました。また理論における矛盾への検討や最新の機械を発明する一歩となったこの研究成果は大きなものだと思いました。

 

生物学

犬コロナウイルス5821株のスパイク蛋白ヌクレオチドの塩基配列

 

内容は犬コロナウイルス塩基配列を調べたこと。この論文は20年以上前のものですが、今話題になっているコロナウイルスの研究が我々の知らないところでされていたことがわかります。

 

A new coronavirus associated with human respiratory disease in China

 

こちらは最新のコロナウイルス塩基配列の解析の結果。自分はスミレの塩基配列を扱った研究をしているので大体の研究内容が分かるので詳しく説明します。内容は中国で生息するコウモリにおいて同定されていたSARSコロナウイルス群に近縁なウイルスが塩基配列ゲノム解析🧬により今回のコロナウイルスと一致したということ。またウイルスは武漢の病院に入院している患者から採取したとのことです。

 

Cell stress in cortical organoids impairs molecular subtype specification

 

最後は自分の一番興味のある脳科学で締めようと思います。内容は脳科学で使用するオルガノイドというヒトの脳の発生モデルは生命の初期段階を忠実にモデル化できていないということを指摘したものです。確かに脳科学だけでなく生物学において目的のものを忠実に再現できないことは大きな問題なので非常に重要な問題だなと思いました。いつか自分もこんなことができたらなと思います。

 

【後書き】

今回は生物学以外にも論文を扱いました。この調子で専門分野以外(できれば数学や情報学)もどんどん手を出せるようにしていきたいです。